toggle

美術展「昼と夜」

作家:牛島光太郎、オレクトロニカ、森貴也、森山楓、山本哲也|キュレーター:花田伸一

【会期】 2018年10月6日(土)〜28日(日)の土・日・祝 11:00〜17:00
※10月6日(土)、7日(日)、8日(月・祝)、13日(土)、14日(日)、20日(土)、21日(日)、27日(土)、28日(日)
※作家および企画により異なる。

物事には静と動、陰と陽、光と影、プラスとマイナスなど色々な面がある。
誰しも昼の顔と夜の顔は異なるように、街や作品も色々な面をはらんでいる。
物事を一つの角度からだけ見ていてもなかなか分からない。
世界の多面的な様子を複眼的に見てみよう。
ある切り口ですぱっと割り切ってしまうのではなく、
多様なものが並び立つ在り方を竹田の中に探りたい。
花田伸一(キュレーター)

ゲストキュレーター:花田伸一

1972年福岡県福岡市生。北九州市立美術館学芸員、フリーランスを経て2016年より佐賀大学芸術地域デザイン学部准教授。主な企画『6th北九州ビエンナーレ~ことのはじまり』『千草ホテル中庭PROJECT』『ながさきアートの苗プロジェクト2010 in 伊王島』『街じゅうアート in 北九州2012 ART FOR SHARE』『ちくごアートファーム計画』『槻田アンデパンダン―私たちのスクラップ&ビルド展』。企画協力『第5回福岡アジア美術トリエンナーレ2014』『釜山ビエンナーレ2014特別展』他。韓国、タイ、ラオス、カンボジア、ベトナム美術調査。

牛島光太郎「組み合わせの方法 -竹田市の場合-」「意図的な偶然-9」「意図的な偶然29」

【作品について】
『組み合わせの方法』は、「モノ(日用品数点)」と「言葉」を組み合わせた作品です。「モノ」と「言葉」が指し示され合う関係ではなくなった時に、「モノ」も「言葉」も宙ぶらりんの状態になります。私はこの「宙ぶらりんの状態」を大変魅力的に感じ、また物語を展開する方法として大きな可能性があるのではないかと考えています。

【会期】10月7日(日)〜10月28日(日)
かどぱん/11:00〜18:00 ※店休:月火
旧竹田荘/9:00〜16:30 ※休館:10/9、15、22
【会場】かどぱん(大分県竹田市竹田町560番地1)、旧竹田荘(大分県竹田市竹田殿町)
【入場料】かどぱん無料、旧竹田荘入館料300円

[関連企画]トーク
「モノ・コトバ・カラダ・キオク」
■日時:2018年10月7日(日)18:30〜20:00 ※開場:18:15
■会場:かどぱん(大分県竹田市竹田町560番地1)
■ゲスト:牛島光太郎(アーティスト)
小笠原順子(「タケハコ教室」「タケハチシネマプロジェクト」「Taketaつながる食堂」マネージャー/竹田市地域おこし協力隊)
■司会進行:花田伸一(キュレーター)
■内容:アートに代表されるような精神性と、スポーツに代表されるような身体性。
モノとコトバの両方を用いるアーティストの牛島光太郎と、2016年に大分県竹田市に移住し「竹田市地域おこし協力隊」に着任、子育て関連事業「タケハコ教室」「Taketaつながる食堂」や、竹田市の記憶を、市民から収集する8ミリフィルムから再編集、新作の映像作品として発表する「タケハチシネマプロジェクト」マネージャーの小笠原順子のトークから、身体性と精神性、スポーツとアートの交差点を探ります。
■ゲスト略歴:小笠原順子 ※現在準備中です

オレクトロニカ「 Olectronica land 」

【作品について】
交わりたいけど、離れたい。
世界は一つじゃないということは誰もが、知っている。
幻、嘘、夢、白昼夢、内、ハリボテ、偽物、仮想。
時間、通貨、身体、世界、言葉、作品、空間。
売買、共有、展示、産業、生活、代償。
閉ざされた国で起きる小さな反乱。
生まれたものだけが名前を獲得する。
名前の無い国にあるのは偏った自由思想。

【会期】10月6日(土)、7日(日)、8日(月・祝)、13日(土)、14日(日)、20日(土)、21日(日)、27日(土)、28日(日)
【時間】11:00〜17:00
【会場】オレクトロニカ工房(大分県竹田市大字会々2030-1[碧雲寺となり])
【入場】300円

[関連企画]
夜の特別イベント
■個別企画の日時:2018年10月20日(土)18:30〜21:00
■個別企画の会場:岡藩主おたまや公園(大分県竹田市大字会々字城北町)
■入場無料
内容
江戸時代を通し竹田市周辺エリアを治めた中川氏の多くの歴代藩主が眠る公園歴代藩主が眠る岡藩主おたまや公園で、昼とは違った表現で不思議な空間を出現させます。
※詳細は近日中に発表します。

森貴也「THE FORCE」

コントロールできない得体の知れない力の存在に、ときに脅威を感じ、ときに憧れる。
日常と、自然や人為的な脅威による緊急および逼迫した状況は、遠く、また、すぐ近にあるのではないだろうか。
■作品制作協力:日本文理大学工学部建築学科 濵永康仁
【内容】
【会期】10月6日(土)、7日(日)、8日(月・祝)、13日(土)、14日(日)、20日(土)、21日(日)、27日(土)、28日(日)
【時間】11:00〜17:00
【会場】竹田キリシタンホール脇(大分県竹田市竹田町558)
【入場】無料

[関連企画]
トーク「地域における芸能・芸術の意義」

■個別企画の日時:2018年10月14日(日)14:00〜15:30
■個別企画の会場:城原の家(旧佐藤邸)(竹田市大字米納字丸1031番地)
■ゲスト:近藤正一(日本文理大学教授)
森貴也(アーティスト)
■司会進行:花田伸一(キュレーター)
■内容:TAKETA ART CULTUREのメイン会場エリアである城下町竹田にある三社(岡神社、神明社、西宮神社)の御神体は、城原神社です。
城原エリアは、精神面および文化面から城下町竹田を支えてきたとも言えるかもしれません。
城原神社秋季大祭に合わせ、過疎化が進む地域と芸能のつながりを、森貴也とともに、「城原の家」(旧佐藤邸)のリノベーションに取り組み始めた近藤正一(日本文理大学教授)と探ります。
■ゲスト略歴:近藤正一(日本文理大学教授)※現在準備中です

森山楓「記憶の集積所」

【作品について】
あの日を思い出す。
傷つけられた過去も、
救われた日々も、
すべて、あなたの心が覚えていた。

【会期】10月6日(土)、7日(日)、8日(月・祝)、13日(土)、14日(日)、20日(土)、21日(日)、27日(土)、28日(日)
【時間】11:00〜17:00
【会場】cafe&gallery Grandpa(大分県大字竹田1958番地)
【入場】無料

[関連企画]トーク「心と記憶の旅~精神世界にダイブする」

■日時:2018年10月6日(土)17:00〜18:30
■会場:展示会場:cafe&gallery Grandpa(大分県大字竹田1958番地)
■ゲスト:相良義和(光西寺副住職)、
西田稔彦(café&gallery Grandpaオーナー)
森山楓(アーティスト)
■司会進行:花田伸一(キュレーター)
■内容:
画家・森山楓とともに、光西寺で住職を務める相良義和、今回の展示会場Grandpaのオーナーである西田稔彦、3人の観点から「記憶」について考えていきます。
感情を作品に落とし込むプロセスや仏教における煩悩、建物の持つ思い出など、秋の夜長に、あなたも心の中へ落ちてみませんか。

■ゲスト略歴:現在準備中です
・相良義和(光西寺副住職)
・西田稔彦(café&gallery Grandpaオーナー)

山本哲也「ミノスタジオ」

【作品について】
「竹田に移住して米作りを始めました。今年の秋で4回目の収穫を迎えます。1反3瀬の広さの田んぼで、家族5人が一年間充分に食べていける量のお米が収穫できます。誰とも取引のない、純粋な食べるための労働です。農と芸について考えます。
竹田では秋の収穫祭で、神楽や白熊、獅子舞などの民衆による芸能が興じられます。
面を被り、酒を飲み、ぐるぐる回り舞いながら、個人が徐々に神に重なっていきます。生きるのための農と、生から離れて彼岸に到る芸。
翻って、私の本業は福祉職員です。生きるための福祉と、生きながら彼岸に到る農/芸。
私にとって、またかつての農民にとっても、それらは分かちがたく混在していたはずです。」
山本哲也

【会期】10月6日(土)、7日(日)、8日(月・祝)、13日(土)、14日(日)、20日(土)、21日(日)、27日(土)、28日(日)
【時間】11:00〜17:00
【会場】塩屋主屋(大分県竹田市大字竹田503)
【入場】無料

[関連企画]パフォーマンス「稲を刈る」

■日時:2018年10月28日(日)13:00-16:00
■会場:山本家田んぼ (大分県竹田市直入町大字長湯2405 山の湯かずよ旅館隣)
■内容:会期中「ミノスタジオ」で作った「みの」をまとい、稲刈りをします。