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|キュレーター・ 花田伸一 × 竹田市在住アーティスト 協働プロジェクト

「過疎地でアーティストが暮らし制作し続けるために何が必要か、その試み」

現在およそ40名の移住アーティストが暮らす大分県竹田市は、高齢化率44%、75歳以上の人口比率である後期高齢化率は25%で、1980年には36,000人いた人口は、約22,000人となっており、今後も過疎化が進むと考えらます。地域で人が減っていく中で、いかに多様な人材を確保し、地域で暮らし続けるためには何が必要か。多様な価値観の存在を提示する「アーティスト」およびその周辺の人材を中心に据えて、彼らが「作品のレベルアップをしつつ過疎地で暮らし続けるために必要なこと」をテーマに、まずは2018年秋に行われる「国民文化祭・おおいた2018」に向けて、ゲストにキュレーターの花田伸一を迎え、竹田市在住アーティストの「グループ展」(仮)をはじめとしたプロジェクトがはじまります。

|花田さんと中西さん、ふたりの学芸員による竹田市城下町 歴史アートまちあるき&クロストーク 中西めがねvol.3

|ゲストプロフィール

花田伸一 Hanada Shinichi(キュレーター)

1972年福岡県福岡市生。北九州市立美術館学芸員、フリーランスを経て2016年より佐賀大学芸術地域デザイン学部准教授。
主な企画『6th北九州ビエンナーレ~ことのはじまり』『千草ホテル中庭PROJECT』『ながさきアートの苗プロジェクト2010 in 伊王島』『街じゅうアート in 北九州2012 ART FOR SHARE』『ちくごアートファーム計画』。企画協力『第5回福岡アジア美術トリエンナーレ2014』『釜山ビエンナーレ2014特別展』他。韓国、タイ、ラオス、カンボジア、ベトナム美術調査。

|「語り手」プロフィール

中西義昌 Nakanishi Yoshimasa(北九州市立自然史・歴史博物館)

【「中西めがね」開催経緯】
2014年9月に開催したTAKETA ART CULTURE 2014終了後、参画メンバーで行った反省会で、会場で作品看視をしている際、お客様と話をする中で、竹田の町について質問を受けることがあり、竹田市城下町の歴史を知りたい、という声があがりました。
 単に歴史を知るだけではなく、現代の生活、アートやクリエイティブなこととつなげて楽しく話ができる、竹田アートカルチャーらしい歴史講座を企画しようということになったときに、中西義昌さんの名前が挙がりました。
 中西さんは、10年間、竹田市歴史資料館の学芸員をつとめ、現在は北九州市で学芸員をなさっています。
2015年6月に第一弾としてミニレクチャーと歴史さんぽを開催、今回はその3回めとなります。


1973年大阪府生まれ。九州大学大学院工学研究科建築学専攻、工学修士。
同大学院比較社会文化研究科日本社会文化専攻、博士(比較社会文化)。
2000年~2009年:竹田市立歴史資料館
2012年~現在:北九州市立自然史・歴史博物館