「いつものコーヒー」カフェ・ゲーテ自家焙煎珈琲@gallery傾く家【たけた珈琲日和】
6/18-7/3週末に大分県竹田市城下町で行う「たけた珈琲日和」において、参加スペースで楽しむことができるコーヒーは、期間以外のふだんの営業時も注文することができます。
今回は、gallery傾く家でふだんから注文できる「自家焙煎珈琲」、その豆を焙煎している、竹田久住・白丹「カフェ・ゲーテ」の「ちいさな物語」をご紹介します。
「見よう見まね」で学んだ焙煎
ドイツに住んでいた佐藤久司さん・カーリンさんご夫妻。カーリンさんのご両親が亡くなった後、当時10歳の息子さんと一緒に家族で日本に来ました。カフェを開くための物件が東京・田園調布に見つかり、ドイツコーヒーとケーキのお店をスタート。久司さんは日本で美味しいコーヒーを淹れるために、当時自家焙煎を独学ではじめていたドイツコーヒーのお店「カフェ・バッハ」の田口護さんのもとを訪れ「焙煎」について改めて学びます。「見よう見まねで田口さんから学びました」と当時を振り返ります。
「新人も経験者も変わらない」――焙煎へのこだわり
「いつも美味しい、新しいコーヒーを提供し続けたい」とカーリンさんは言います。久司さんもまた「コーヒー豆はひとつひとつ性格が違います。ずーっと勉強。勉強を『終わり』にしたらおしまい」とその焙煎への気持ちが伝わります。「バッハグループ」の一員で、生豆はずっと田口さんから仕入れています。今でも「師匠」である田口さんに、焙煎したコーヒー豆を定期的に送り、出来を見てもらうのだそう。久司さんが自家焙煎をはじめて今年で33年。「何十年やってもキリがない。焙煎をしはじめた新人も経験者も変わらない」。佐藤ご夫妻の自家焙煎の「完成度」へのあくなき追求心が垣間見えます。
東京と、竹田と。「美味しさ」の違いはどこに?
息子さんが独立すると、夫婦そろって久司さんが生まれ育った竹田に移り住むことにしました。東京と、ここ竹田ではコーヒーの美味しさに違いはありますか?という問いに「焙煎自体はどこでも変わらないけれども、淹れるときの水が違う。竹田は水が美味しいので、よりコーヒーが美味しくなる」。竹田の水をつかって淹れた美味しいコーヒーを、是非お一人でも多くの方にお楽しみいただきたいです。
九州でバッハグループの自家焙煎珈琲豆を提供しているのは、佐賀・唐津にあるお店と大分竹田久住・白丹のカフェ・ゲーテの2店舗のみ、とのこと。カフェ・ゲーテでは新鮮な美味しいコーヒーを提供したい、という想いから、他店舗での店頭売りはしておらず、久住・白丹から直接お届けしています。gallery傾く家では「たけた珈琲日和」の会期関係なく、カフェ・ゲーテのコーヒーを楽しむことができるので、まずはgallery傾く家でお楽しみいただけましたら幸いです。
■スペース情報:gallery傾く家[カフェ・ゲーテ自家焙煎コーヒー(竹田市久住白丹)]
セットメニュー:カフェゲーテの自家焙煎コーヒー+カトウショコラ(ガトーショコラ)
・松井眞沙人絵画展
・九重町「grow」後藤文生さんの木工カトラリー
・竹田「無風窯」高木逸夫さんのマグカップやうつわ
・「gallery傾く家」主宰の美術ユニット「オレクトロニカ」の作品
住所:竹田市大字竹田2115-1
■たけた珈琲日和:コーヒーと、「つくり手」の作品、城下町竹田まちあるき
http://www.taketaartculture.com/2016/05/30/coffee2016summer/
【開催日時】2016年6月18日(土)、19日(日)、25日(土)、26日(日)、7月2日(土)、3日(日)[全6日間]
11:00~17:00
※参加スペースにより営業日程および時間が異なる場合がありますのでご注意ください。
【参加スペース】
・cafe&gallery Grandpa[ことり珈琲(国東市)]
・gallery傾く家[カフェゲーテ自家焙煎コーヒー(竹田市久住白丹)]
・かどぱん[耶馬渓の豆岳珈琲(中津市耶馬渓)]
・但馬屋老舗 茶房だんだん[はしもと珈琲/イノダコーヒー(京都市)]
・Osteria e Bar RecaD[焙煎ログへつぎ(豊後大野市)]
・月函[小さな作陶室+展示室+図書室]