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2016-07-26

「水」「鐘」「竹」・・・素材を拝借して録音して。【Report:2-3日め】mama!milk「竹田音楽 AIR Taketa 2016」

2016/07/20:2日め

制作拠点にて竹田の豊富な美味しい【水】をテーマにグラスハープの録音。

ワイングラスも飲食店やお寺など竹田市内のいろいろな方からお借りしました◎

夜は【竹】のモチーフとなる瀧廉太郎のピアノ曲『メヌエット』の録音に、但馬屋老舗本店2階にある「山頭火 秋山巌版画館」へ。京都ともつながりがある但馬屋老舗板井社長と京都のお話をしばししてからのスタート。

但馬屋老舗では和風ダックワーズ「メヌエット」を販売しています。和菓子にも深い関心を寄せているmama!milk生駒さんから「『メヌエット』を弾くなら是非但馬屋さんのピアノをお借りできたら。」ということでお借りしました。

但馬屋老舗「メヌエット」に関する記事はこちら・・・「いつものコーヒー」但馬屋老舗茶房だんだん

http://www.taketaartculture.com/2016/06/15/coffee_article_tajimaya/

「山頭火 秋山巌版画館」では竹田にゆかりがある秋山巌さんの版画作品をゆったりとした空間で楽しむことができます。是非みなさまお立ち寄りください。

山頭火 秋山巌版画館

http://www.taketan.jp/spots/detail/333

 

2016/07/21:3日め

朝イチバンに、前夜に引き続き【竹】がテーマの瀧廉太郎『メヌエット』の素材録音のため、マリンバをお借りしに、城下町にある大分県立竹田高校器楽部の部室へ。

顧問の先生と、10代のころ吹奏楽部だったというmama!milk生駒さんと話が盛り上がります。専用の部室がある器楽部だなんてすてきです!コンクール目前というお忙しい時期にお借りしたのですが、ご近所に迷惑がかからないようクーラーがついていない部室で、半ば熱中症になりながらも練習に励んでいる、といいます。器楽部の隣にはプール、奥には全国的にも有名な山岳部のボルダリングの大きな練習設備が。体育会系の部員の声がまぶしかったです。

「【水】がテーマの楽曲に、口笛できる方に録音させていただきたい」。mama!milkのおふたりからリクエストをいただいて事務局が真っ先に思い浮かべたのは、制作拠点がある大分県竹田市城下町の中心部に縫製工場をもつ「竹田被服」大塚さん。録音のお願いに快諾してくださり、お忙しい中、口笛録音に協力してくださいました。曲は、竹田市生まれの童謡作詞家、佐藤義美による「グッドバイ」「犬のおまわりさん」。大塚さんからのリクエストで「思い出のアルバム」も披露してくださり録音しました。大塚さんの朗らかな口笛が制作拠点に響きました。

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セミが鳴きやむ夜の午後9時を待って、江戸時代に大分県竹田市エリアを治めていた岡藩主中川公の菩提寺の禅寺・碧雲寺の鐘の録音に。満月の翌日のこの日は、まん丸に近い月が赤々と光っていました。

 

mama!milk 「竹田音楽 AIR Taketa 2016」

主催:竹田アートカルチャー実行委員会 / 共催:大分県

滞在制作概要

日程:2016年7月19日(火)~26日(火)

制作拠点:姫野一郎商店さん前(仮:大分県竹田市大字竹田町233-1)

制作拠点を中心に、竹田市内各所でフィールドレコーディングを予定しています。フィールドレコーディング等により、制作拠点に不在の場合もありますが、是非ご自由にご覧ください。制作された楽曲は11月に美術作品になります。

【終了しました】 ■公開試聴会■ 是非お気軽にお越しください。

日程:2016年7月24日(日)15:00~18:00

会場:姫野一郎商店さん前(仮:大分県竹田市大字竹田町233-1

試聴無料

mama!milk(ママミルク)

http://www.mamamilk.net/

生駒祐子(アコーディオン)、清水恒輔(コントラバス)による、インストゥルメンタル・デュオ。京都を拠点としており、世界各地の古い劇場、客船、廃墟、寺院、美術館等でのサイトスペシフィックな演奏を重ね、異国情緒溢れるその音楽は、クラシカルな香りと新鮮さをあわせ持ち、「旅へいざなう音楽」「 Cinematic Beauty 」「まだ見ぬ映画のサウンドトラック」、あるいは「Japanese New Exotica」とも評されている。

艶やかなパフォーマンスに定評のあるコンサートでは、アコーディオンとコントラバスのシンプルなデュオから、ゲストを迎えてのトリオやセクステットなど様々なスタイルによる演奏で、自作曲をより深化させてきた。

作品ごとの音づくりに定評があり、アートワークも注目を集めている。

 

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